雛森がなんたら霊術院とか言う死神の学校へ入学し

この潤林安が静かになってから幾月のこと。



俺もやはり、食わなきゃ腹が減った。



霊力とか言うのが有るって事らしい。





何のために死神の学校なんかに行く?

流魂街では霊力が有るばかりに、

食えずに倒れていく奴が多い





食っていくため死神になるのか?





俺もその内そんな大人になっていくんだろうか。

腹が減るたびに不思議だった。

高い壁を隔てた厭味な貴族達に諂う、
ていの悪い死神の姿が目に浮かぶ



・・・・・。

有り得ねえ・・・

ここで倒れた方がましだ。

子供心にそう思っていた。



今の生活にはたいした不満も無い。

有るとすれば、バカにされ続けている
・・・・この背丈を伸ばしたい事位・・・・だろう



この地で出来た友達と吊るんでバカやって

変わらない毎日







ただ俺の中で・・・何かが





欠けていた



俺の中で唯一の疑問



それが何であるかは俺に知る由も無く

この地に降りてずっと感じて居た違和感を

誰に話すことも無く日々を過ごす









それは程なくして、ようやく答え見つかる事になる。








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一応ここが始まりです。
これよりもっと前のエピソードも
実はもう練り上がってたり・・
読んで見たいって思ってくれる仏の様な方がおられれば、
密かにupしようと企んでます。









追憶の欠片